2015年7月28日から八幡山ワーサルシアターで上演中の舞台「氷雪の門~昭和20年、乙女たちが決めたこと~」の初日を観てきました。

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ダンサーである碓井菜央ちゃんが、初めて、まったく踊らない舞台に挑戦するということで、とても楽しみにしていました。以前にも、お芝居はやっていますが、ダンサーとしての役割の方がメインでした。とてもいい声をしてるなあと、いつも思っていたので、本格的にお芝居をしてる所が観てみたいなあと思ってましたし。

「氷雪の門」の題材は、終戦直後の樺太で起きた史実だそうです。恥ずかしながら、このようなことがあったことは知りませんでした。

戦争の話なので、観ている最中から涙をこらえていたのですが、終わった後に、我慢してた分、ブワッと号泣してしまいました(汗)

電話交換手の乙女たちが、最後まで職務を全うしようとして、誇りを持ったまま逝ってしまう。小さな舞台にしては、かなりの大人数。それが気迫あふれる、鬼気迫る演技を生み、客席も巻き込み、劇場全体がリアルタイムでその過程を観ているようです。少女ひとりひとりが、どういう子なのかが、はっきりしていて、どういう人がいたかが印象に残りました。

とても良い舞台でしたので、お時間ある方はぜひ。8月2日までです。