2015年7月5日〜15日、シアタークリエで上演されている音楽劇「ライムライト」を、7月6日ソワレで観てきました。

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ミュージカル「シャーロック・ホームズ 2」を観た直後に、らっちゃん(良知真次)をもっと観たいなと思って買ったので、らっちゃんが目当てなわけですが、意外にも、8人の出演者の内、野々すみ花さんと植本潤さん以外の6人は、全員観たことがある役者さんやダンサーさんでした。


シアタークリエは、「CLUB SEVEN 10th stage 」以来。相変わらず、スタッフの対応が素晴らしく、良い劇場です。今回は6列目の上手ブロック。客席の4割くらいは男性だったのではないかと思うほど、男性が多かった!私が観に行く舞台では珍しい(笑)

石丸幹二さんを生で観るのは、2012年の「エリザベート」のトート閣下以来。正直、トート閣下はあんまり似合ってないというか、歌は上手だけれど、シシィを好きに見えないし、歌ってる間は歌謡ショーみたいな印象でした。が、今回は文句なく素晴らしかったです!!密やかに歌い出す感じや、テリーを想う心の機微が、本当に細やかな演技で魅了されました。

テリー役の野々すみ花さんは、お声がとても可愛らしい!役にピッタリでした!

そんなテリー愛するネヴィル役のらっちは、カッコいい!一幕は、ネヴィルではない役もいろいろやってるんですが、ちょっとドキッとするしぐさもあったりして。テリーとのやりとりの中で、ある台詞を言うのですが、心臓射抜かれました、その台詞で(笑)考えてみたら、らっちがラブストーリー演ってるのって観たことなかったから(笑)歌うとやっぱりらっち、という(笑)

植本潤さんは、本当に面白い、いい味を全身から醸し出していました。唯一、現実とお芝居の狭間を行ったり来たりできる役というか。いろいろ、アドリブらしいところも楽しかったです!

吉野圭吾さんは、「CLUB SEVEN 7th stage!」以来でしょうか?がっつりお芝居してるのは、初めて見たかもしれません(笑)CLUB SEVENは、役になるというより、素をさらけ出す舞台でしたから。それにしても七変化が凄くて、何をやっても可笑しいし、笑えてきちゃうんですよ(笑)顔の筋肉柔らかすぎ。

保坂知寿さんは、「眠れぬ雪獅子」以来。最初分からなくて、この喋り方、知ってる、けど誰だっけ〜っとなりました(笑)役柄的にちょっと被りました。

佐藤洋介さんは、水夏希さんのコンサート以来。ダンサーだと思ってましたが、お芝居もしてましたね。白いタイツについて叫ぶところ、ウケました(笑)背が高いので見栄えがしますね。ダンスも素敵でした。

舞城のどかさんは、義くん主演の「ニジンスキー」以来。一幕はいろんな役柄として踊ったりお芝居したりしてましたが、二幕はほぼバレエダンサー役。チュチュを着て、妖しく踊ったり、どこ見てるか分からない様子でポーズを取ったりしてる様子は、ニジンスキーと同じ!ニジンスキーは初演も再演も何度も見てるので、ニジンスキーの音楽が脳内再生されてしまいましたよ(笑)

演奏は生演奏でした。これまた素敵な音楽を聴かせていただきました。

脚本は、映画「太秦ライムライト」の大野裕之さん。演出は荻田浩一さん。もう何本オギー演出の舞台を観たことか!(笑)オギーの演出は、必ず、その場面の主役以外の人々が、なぜか通りすぎたり、舞台上手にずっといるんですが、今回も(笑)脚本がオギーではなかったので、厨二全開の自分に酔ってるような暗さはなく(←ヒドい)、だからこそ、観に行こうと思ったのですが。

世界で初めて舞台化されたという「ライムライト」。観終わった後、「いいもの観たなあ」と思える上質の舞台でしたので、お時間ある方はぜひ!