今日は、DIAMOND☆DOGS版ALTAR BOYZの2日目を見てきました。その内容は別に書きますが、今日という日に考えたことを少しだけ。

公演最後の挨拶で、東山義久さんが震災のことに触れ、思わず言葉を詰まらせていました。いろんな想いがあったのだろうなということは想像に難くありません。昨年は、どの舞台に行っても、挨拶やパンフレットで「こんなことをしていていいのかという思いがあった」というような言葉が聞かれました。少なくとも私は、そういう日常を忘れさせてくれる舞台に多いに助けられ、救われました。

昨年は、震災とは関係なく、身内に不幸が相次ぎました。自分の年齢からいっても、そういう時期だったのでしょう。

正月明けに、父が大腸がんの2度目の手術を受けました。その後、危篤状態に陥り、真夜中などの急な呼び出しが続き、こちらの体力も気力も疲弊する日々。そして、3月11日。自分も精神的なダメージを受け、その直後に、祖母が他界しました。

精神的なダメージが最もよくないのに、ダメージが続いて、治りかけていた円形脱毛症が再発し、ほぼ全頭に広がり、ウィッグなしでは今も外出できません。

6月には、その父もなくなりました。半年間、ほぼ意思の疎通はできない状態でした。その後2ヶ月は、様々な法的手続きに追われ、それが片付くのを今か今かと待っている期間に、ペットのうりもなくなりました。初めて飼ったペットがいなくなった悲しみもまた想像以上でした。

そんな中、精神的に立ち直る力をくれたのが舞台でした。

「CLUB SEVEN 7th stage」では、本当に久々に心の底から大笑いできて、立ち上がれなくなるほどでした。また、「リタルダンド」では、お葬式で泣けなかった分、主人公が父と重なって、隣の人もびっくりするくらい大泣きできました。身辺がようやく落ち着いた時に見た「眠れぬ雪獅子」は、本当に、「これからまた、明日を生きていける」と思わせてくれました。

そうやって、舞台を楽しむうちに、今、体調が少しずつ回復してきています。そういう非日常の舞台のおかげだと思っています。そういう場がなければ、まだ、鬱々とした日々を過ごしていたことでしょう。

なんだかうまく書けないですが、そういう節目節目に舞台があって、心が助かった。その想いを書いておきたいと思いました。