東京公演はすでに終了、残すは大阪公演のみの『戯伝写楽』ですが、ようやくレポートを書けるくらい気分が落ち着いてきました。
舞台を見ると、興奮しすぎて、その後数日間は使い物にならなくなっちゃうんですよ、自分(笑)しかも今回は、当初2回だけ観に行く予定だったのが、アフタートークに小西遼生くんが出るのと、その日に「ミニ写真集」を購入すると、握手会に参加できるということで1回増やし、興奮も1000%くらい高まってしまったので、なおさら使い物になりませんでした。
和製ミュージカルということで、まったく想像が付かなかったのですが、とても楽しく面白い舞台でした!音楽は、ジャズ(?)や民族音楽のように、変化に富んでいて、ブロードウェイミュージカルとは雰囲気が全然違いました。バンドメンバーは、舞台の両脇にいて、音楽と芝居の融合という感じ。残念だったのは、音楽が大きすぎて歌がよく聞こえない事があったこと。8列目、真ん中あたりの列、最前列と3回観ましたが、8列目の時が一番聞き取りにくかったようです。後半は音響が調整されていたのかもしれません。
特に気に入ったのは、歌舞伎を観るシーンの幻想的な音楽。アボリジニの楽器みたいだな、と思っていたら、まさにその楽器でした(笑)一時期アボリジニの音楽ばかり聞いていたときがあったので、自分の好みにぴったり合ったのですね。音楽については、作曲を担当された立川智也さんのブログに詳しく書かれています。
待望の遼生くんの「歌麿」は、もう、言葉が出ないくらい美しかったです…。「鋼牙」のときも、いつも姿勢がいいなと思っていましたが、歌麿でもそのすっとした姿勢が活かされていて、立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花、でした。いや、ほんとにこの言葉がぴったりでしたよ。台詞はないけれど歩いている、というシーンがたくさんあって、その時の目がいちいち良かったです。これは語りだしたらウザイくらい止まらないので、このへんで(笑)
もちろん、他の役者さんも素晴らしくて、回を追うごとにどんどん好きになっていきました。DVDを会場で予約したので、9月に届くのが楽しみです。その前に、放送とかしてくれたらもっとうれしいのですが。