どうしても観たい韓国映画がありまして。

一番近いTSUTAYAでも徒歩で25分かかるため、「行きはよいよい帰りは怖い」ではないですが、借りたものの返すのが面倒くさすぎるので、レンタルという手段は、もはや私の中にはありません。そして、レンタル落ちでも良いので、DVDを買おうかとAmazonで観ていたところ、「限定版」なるものには、特典映像や本編でカットかれた映像などが入っているという情報を見てしまい、どうしてもそれが観たくなってしまいました。しかし、だいぶ前の映画であるため、マーケットプレイスや中古DVD店でも、在庫があってもプレミア価格になっており、「それほどのお金を出すなら、Blu-rayで観たいよ」と思ってしまったわけです。

そしてググってみると、Blu-rayもたしかに過去に韓国で発売されていました。しかも、初回限定版仕様のものと、スタンダード版の2種類。しかし、検索すれども、中古でも在庫のあるところは、Google上は世界のどこにもなく、諦めてDVDにするかと思っていた時でした。

AsianDB

という店に在庫があるらしいことが、検索でひっかかってきました。

AsianDBへのリンクは貼りません。興味のある方は検索してみてください(苦笑)。とにかく、このサイト内では、Blu-rayの初回限定版もスタンダード版も、両方在庫があることになっているではありませんか!しかも、日本のDVDのプレミア価格よりは全然安い。少し悩んだ末、スタンダード版Blu-rayを注文しました。カード払いをしたかったので、PayPalを利用。購入代金は、即座に引き落とされました。

それが、2016年11月1日。

その後、なしのつぶて。海外のサイトなので、多少ルーズな所はあるかと思いましたが、ステータスを確認できるマイページで、在庫確保なり発送済みなりのステータスに変わるのを待っていました。

11月6日。

AsianDBのカスタマーサービスの人から、英語で「スタンダード版は在庫がないことが判明しましたが、初回限定版ならばご用意できます。差額が50ドルありますが、ご不便をおかけしましたので、差額は10ドル割引して、40ドルとします。」というメールがきました。

在庫確認にこんなにかかるとは、と思いましたが、このBlu-rayを欲しい気持ちが優り、申し出をOKしました。差額分を支払うための手続きをしろと、PayPalから即座にメールがあり、すぐに支払いを済ませました。「間もなく発送します」という趣旨のメールが来たので、わくわくして待っていました。

なしのつぶて。

11月14日。

支払いから一週間待っても発送されないので、「待ってるんだけど、まだ発送されないの?」とメール。すると、「今日発送されました!」とメールがあり、ステータスも「Shipped」に代わりました。「蕎麦屋の出前かよ!」と思いつつ。「そうですか。それなら良かったです。」的なメールを送り、トラッキングナンバーが届くのを待っていました。

なしのつぶて。

トラッキングナンバーのない発送方法に変更されたのかなと、海外だからそういうこともあるかなと、寛容な気持ちで2週間待ってみました。

11月28日

通常の郵便でも届いて良いはずの2週間が経っても届かないため、「2週間待ってみたけど、届かないんですけど!?本当に発送されたの?」と、ちょっと強めに英語でメール。

返信なし。

11月30日

「私のBlu-rayはどこ?トラッキングナンバーはどこよ!?」とメール。

返信なし。

12月1日

「まだ商品が来ないけど?実際に商品がないなら、全額払い戻しを要求します!」とメールすると、ようやく返信があり、「もう発送されてるので、トラッキングナンバーを送ります。」と。

12月5日

「私のトラッキングナンバーはどうしたの?ないなら、返金返金!!!」的な勢いでメール。

12月6日

「私のトラッキングナンバー!!」とメール。ここでようやく、トラッキングナンバーをメールしてくるAsianDB。

郵便局の追跡サイトで調べてみると、12月6日に韓国で発送されたと出ました!「もう発送済みじゃないよ!今日発送してるじゃないか!!!!」と怒り心頭でしたが、ようやく、実際に発送されたことにホッとしました。しかし、まだ油断なりません。本当に注文したものが届くのか分かりません。

毎日のように、追跡サイトで私の荷物の行方を追ってしまいました(笑)

12月15日

Blu-rayが到着!!ちゃんと、注文したものでした!が、普通ならパッケージにビニールがかかっていると思いますが、かかっていませんでした。ぷちぷちの緩衝材ではくるまれていましたが。即座に、Blu-rayドライブに投入して、再生できることを確認しました。ようやく、肩の荷が下りました。

何度も何度も英語で催促して、全額返金まで要求しなければ、放っておかれたのでしょう。そもそも、AsianDB自体、店舗は持っておらず、注文が入ってから在庫のある店を探して連絡しているのではないかと思われます。途中でサイトを確認したら、ちゃんとした責任の所在も、連絡先も書いてありませんでした。たまたま、カスタマーサービスから最初に、在庫のことでメールがあったから、その担当者のメールアドレス宛てにクレームを入れまくりましたが、それがなければ、どこに連絡すれば良いのかも分からないところでした。

結果的には、観たかった映画を高画質で観ることができたので、良かったことは良かったのですが、今後は絶対にAsianDBには頼みませんし、誰にもお勧めしません。ググってみると、英語で似たようなことが書かれているレビューも見つかりました。

ひどい目には遭いましたが、「英語ができて良かった」とつくづく思いました。このクレームのやりとりは、「TOEICでよく出てくるやり取りだよなあ」と思いながらメールを書いていましたから、TOEICの勉強も役に立ったということです(笑)