「銀河英雄伝説 自由惑星同盟編」のゲネプロを観てきました。銀英伝の舞台は、もちろん「銀河帝国編」と「双璧編」を観ています。「オーベルシュタイン編」は観ていません…原作は全巻持っている(というより、友人にいただいた)のですが、未だ途中なので、ストーリーを今までどおり、知らない状態でした^^;

詳しくは書きませんが、少しでもネタばれがいやな方はご注意ください。

舞台 銀河英雄伝説 | 第二章 自由惑星同盟篇 オフィシャルサイト

今回の銀英伝は、映像と舞台のコラボレーションでした。舞台前方のスクリーンをメインに使って、場面転換や戦闘を繰り広げていました。「おお!」という早替えもあり、これまた面白かったです。

河村隆一さんのヤン・ウェンリーは、今回誘ってくれた友人によると、アニメのヤンにとても似せようとしていたそうで、普段の話し方もよく知らないのですが、「河村隆一」というクールなイメージでいたところ、かなり違った雰囲気で、キャラクターが際立っていました。「ああ、あれがヤン・ウェンリーなのか」と納得する感じ。

この舞台の話自体は、ヤン・ウェンリーの物語のプロローグ的な存在で、続編を期待させます。ロード・オブ・ザ・リングの第一部を三部作だと知らずに見終わった時の感覚を思い出しました(笑)

帝国編では、ダンサーは1人1人が戦闘機だったりして戦いの場面で多く活躍してましたが、自由惑星同盟編では、主に民衆の感情表現役として踊っていたようです。

河村隆一さんと中川晃教さんと、歌が素晴らしい人が揃っているのに、テーマソング以外は徹底してストレートプレイなのが、なんだかとてももったいない気がしました。

実は東京国際フォーラムホールC自体があまり好きではありません。舞台と客席の距離が遠いのと、音が割れやすいのがその理由です。(舞台と客席との距離感は銀河劇場の方が好きですし、音なら兵庫県立芸術文化センターが最高だと思っているので。)ですが、大きな舞台を存分に使った舞台装置と映像は、迫力がありました。

今回はゲネプロなので、完全版の舞台とは違います。ゲネプロは、舞台の完成度を高めるものです。これで、お客様が客席にはいったら、また、雰囲気や緊張感もガラッと変わることでしょう。