BWML2013

6月22日、23日に上演された、ブロードウェイミュージカルライブ 2013@東京国際フォーラムホールCに行ってきました。結局、全4回すべてに通ってしまいました。入院・手術でODYSSEYに行けなかった反動ですね・・・。

会場が、今までの新国立劇場から東京国際フォーラムに変わってしまって本当に残念ですが、年々、チケットが取りにくくなっていたので仕方ありません。

過去には、2010年と、2012年に行きました。2010年のことは、Twitterでしかつぶやいてないのですが、2012年のことはブログに書いてありました。

2013年の今年は、大好きな人たちがたくさん出演するので、本当に楽しみにしていました。

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今までの経験から、知らない曲が多いと退屈してしまうことが分かっていたので、予定楽曲が発表されてから、iTunesにある曲をすべて購入して、予習しておきました(笑)すごい数の曲に馴染むまで、1ヶ月くらいかかるのですよね。おかげで、聞いていた歌い方との違いを大いに楽しめました。

オープニングは、いつもの “On Broadway” ではなく、”I Hope I Get It”(A Chorus Line)と “One”。大澄賢也さんの「5, 6, 7, 8!」の声から始まるアンサンブルの激しくてかっこいいダンスから。これが本当にかっこ良くて、毎回、ワクワクしていました。とくに、碓井菜央ちゃんの踊りが好きで、オペラグラスで見る距離でも見とれていました。

“On Broadway” のトップバッターは小西遼生くん。義くんは、オープニングは歌わず、軽く踊るのみ。この時点で、ダンス要員なのか、と判断。

遼生くんの “On My Own”(Les Miserables)は2009年11月に、イベントで聞いていたので、よっぽど好きなんだなあと(笑)あれから、もう3年半も経っているなんて!初回の曲紹介のときに、歌うのが男だというので、ちょっとどよめきが起きていました。

“On My Own”からの義くんの”This is the moment”(Jekyll & Hyde)英語バージョンとは、ベルクレか。初回、少々声が出にくそうだったけれど、2回目以降は声の出は大丈夫そうでした。ただ、英語が聞き取れませんよ・・・。もったいない。 日本語で歌った方が、良かったのではないかと。直前に「民衆の歌」からの変更が発表されていたので、義くんが歌うのかなあ、とは思っていましたが。さすがに「This is the moment」は大丈夫ですが、それ以外のrとnの音がネックかと。がんばって欲しい。ベルクレの時の方が、良かった気がします。

踊りの方は、もちろん、最高です。

賢也さんと2人で楽しげに踊る “Beat Me Daddy”(Big Deal)は好きでした。この曲と振付ですね。出だしの方の、両手を下から上に持ち上げるような振付を踊るときの立ち方が好きでした。

2幕の “Mr. Bojangles”(Dancin’)では、藤岡正明くんが歌い、義くんと賢也さんが踊るという素敵なコラボレーション。この歌の後、義くんと賢也さんのトークコーナーが設けられていました。毎回、わりと長く話していたと思うのですが、賢也さんが義くんを大好きでしかたない様子がひしひしと伝わってきて。3回目のときには「義くんが好きなんです」と賢也さんが告白する場面も(笑)次代を担う存在とか、義くんの時代だ!とか、踊れて芝居もできて歌も歌えて、才能にあふれているとか、毎度べた褒めでしたね。

賢也さんと踊るときの義くんは、ものすごくよく賢也さんを見ていて、合わせようとして踊っているのがとてもよく分かりました。普段の公演では、全体のバランスは見ている感じでも、合わせようとしている感じはあんまりしないですが(笑)

まあ、Bob Fosseもいいのですが、やっぱり、今回の目玉は自分的にはトートダンサー義久です。姿月あさとさんの “Kein Kommen ohne Gehen(愛と死の輪舞)”(ELISABETH)で踊る義くんらしいダンスが一番好きでした。姿月さんの真後ろから、手だけがうごめき始めるのも、いつもの感じですが、手の動きがきれいな義くんの本領発揮。「ただの少女の〜」のあたりの表情が大好きで、髪の毛ばっさーなってて表情が見づらかったですが、この時だけは顔が垣間見えるので、楽しみにしていました。

遼生くんの方の”On the Street Where You Live”(My Fair Lady)は、「らしい」選曲でした。自分で演じた役の歌を聴きたかった気はしますが。フランク莉菜ちゃんとの “Aimer”(Romeo and Juliet)が聞けたので良しとしましょう(笑)莉菜ちゃんの手を自分の胸に当てる振付のところが良かったです。3回目のとき、周りの人が一斉にそのシーンでオペラを構えたのにはビックリしました(笑)ロミオの役としては雰囲気が違うと思うのですが、 “Aimer” を歌うのは全然問題ないですね。美男美女で眼福でしたし。遼生くんの衣装がパツパツのつんつるてんな感じをのぞいては・・・。衣装、もうちょっと他に何かなかっ・・あ!なんでもありません!(゚ー゚;A

フランク莉菜ちゃんの歌う “Out Tonight”(RENT)の時の、菜央ちゃんと遼介くんのペアダンスのパートが大好きでした。遼介くんの出ている舞台も何十回も見ていますが、かっこいいとは思っても色っぽいとはあまり思わなかったんですよね。でも、考えてみたら、私が見た踊ってるときって、ALTAR BOYZとかSummer Stormとか男祭りの時ばっかりだったせいもあるかも(笑)雪獅子も色っぽい踊りはなかったし、ギアミュは・・・踊ってはいなかったか。

“Be Our Guest” や “Poor Unfortunate Souls” を歌った下村尊則さんは、今回初めて拝見しましたが、エンターテイナー!という感じで、観客全体を巻き込んで楽しませようとしてくれているのが素晴らしい方でした。面白い歌ばかりでしたが(笑)そして、同じく四季出身の木村花代さんのソプラノが本当に素晴らしくて。”Think of Me” 毎回とっても楽しみでした。さらに、玉置成実さんの “Diamonds are a Girl’s Best Friend” がとってもキュートで、これも好きでした。「Cartier!」「Tiffany!」って言うところが特に。

BWML 2013は、とにかく盛りだくさんで、本当に楽しいライブでした。すべてが好きな歌、というわけではもちろんないですが、知る機会があって、見に行ける体があって、本当に幸せだと実感できました。