3回目の小西遼生×良知真次ペア観てきました。過去の銀河劇場での観劇経験を全部合わせても一番後方の席での観劇となりました。下手側。これまでは、上手側だったから、最後の大事なシーンで、私の表情がほとんど見えなかったのですが、今回ようやくどんな顔をして告白してるのかを見られました。

以下、ネタばれ注意です。

今日は、原作者のStephen Dolginoff氏が見にきていました。それなのに(?)開演後に入ってくる人が3人くらいいるわ、途中で出入りする人はいるわ、隣のおじさんはしょっちゅう動いて落ち着きないわで、何度も集中を分断されてイラついてしまいました。何せ静かな舞台ですから、何か舞台以外で動かれると、他の舞台よりも気が散ります。

それはともかく。

私の彼への愛というか執着が増していたように感じました。「がまんできない~♬」あたりの鬼気迫る感じはすごかったです。それで「こいつやばい」と思わない彼は鈍感(笑)

彼の滑舌がちょっと・・・という場面がちらほら。歌は良いのですが、セリフのカ行サ行がいつもよりも気になってしまいました。たまたまかもしれませんが。盗みをした後、走ってきながら叫ぶ(?)のが復活していて、「え!」となりました。演出だったんでしょうか?そして、一番好きな、家の中で椅子に寝転んでいる場面が、柱と重なってまったく見えない席だったので、泣きそうになりました(´・_・`)

ただ、やっと分かったのは、3回見てもそんなにハマらないのは、自分の好みの舞台ではないということ。天才の犯罪だと言われても、その時代の科学捜査が全然今ほど高度ではなかったとしても、特徴ありすぎるタイプライターを使うとか、紙を素手で持つとか、他にもいろいろ天才とは思えない緻密さに欠ける行動が目についてしまって・・・。そこをきっちりしてこその、眼鏡ではないかと。実際も本当はアバウトな犯罪だったのかもしれませんが。

この日は、スタンディングオベイションしている人が大勢いる一方、私の隣の席の人はほとんど拍手していないなど、お客さんによって、評価が真っ二つな感じがしました。後ろから見ていたから、なんだか、そういう舞台もあるんだなあと、考えさせられました。

カーテンコールは多かったけれど、原作者がいたからか、いつものお茶目なところはなく、挨拶のみ。

これがマイ楽なのは寂しいけれど、4回は見られないかな。それでも、この作品を見られたことは良い経験でした。