2019年3月16日〜18日まで、韓国は大邱に行ってきました。韓国版『エリザベート』の3月17日(日)の公演を観るのが目的です。その公演の感想は、以下をご覧ください。
今回は、大邱のバス、地下鉄、泊まったアパートメントのことなどを書きます。
成田空港から直行便で大邱へ
大邱は、成田空港から直行便が出ています。本数は少ないですが、直行便のない光州に行くよりは全然楽です。
今回は、エアプサンを利用しました。航空運賃だけなら週末でも片道6000円とかなので、東京から名古屋に新幹線で行くようなものです(空港利用税や燃油サーチャージなどを追加すると片道1万円くらいにはなってしまいますし)。
フライトの時間がちょうどお昼時だったので、事前に機内食を注文しておきました。今までの経験から、現地でごはんを食べ損なう可能性もあるから、というのもあります。メニューは、ミートボールオムライスです。出発直前にキャビンアテンダントさんが座席と名前を確認しに来るのですが、なんか特別な感じがして得意げな気持ちになる単純な私(笑)
美味しかったことは美味しかったのですが、このお弁当の右側にある、黄色いのと赤いの。黄色いのは沢庵で、赤いのは大根の漬物です。そんなに大根の漬物ばっかり食べられないよ(爆)
フライト時間は、ソウルに行くのとほとんど変わりません。そして、大邱空港もまた、光州空港と同じで、軍事利用も兼ねているので、写真撮影禁止です。
とは言え、そこは国際空港。光州空港ほど殺風景でもなく、コンパクトではあるものの、サーティーワンアイスクリーム、Angel in-us Coffee(荷物検査を通った後にもあります)、お土産屋さんなど、明るいお店がいくつかあります。
大邱国際空港から半月堂駅へバスと地下鉄で移動
今回の宿泊場所は、半月堂駅(반월당 역)です。「大邱公演:韓国『エリザベート』20190317」にも書きましたが、地下鉄の啓明大駅に行きやすく、繁華街であって、空港にも向かいやすいという条件で選びました。
光州で無事にバスに乗れたので、大邱でも大丈夫だろうと余裕かましていましたら、しょっぱなから、反対方向に向かうバス停で待っていたことに気づいて焦りました(笑)
大邱国際空港の到着ロビーから外に出て、駐車場や、タクシー乗り場などをひたすら通り過ぎてまっすぐ横断歩道を進み、さらに、信号のある大通りを渡った側のバス停から乗らないと、市内に行けません。空港を背にして、右から左に走ってる車線で待つということになります。
ここでもカカオマップが大活躍です。バス路線간선401(幹線)だと、各停留所に停まり、半月堂駅まで行けます。급행01だと、地下鉄峨洋橋駅(아양교역)までノンストップで行くので、そこから地下鉄に乗り換えます。
なんて詳しく書いてますが、その時はとっさに来た간선401に飛び乗り、아양교역の一つ手前の停留所でとっさに降りてしまったアホです。そのまま乗っていれば半月堂駅にも着いたのに(笑)
しかし、大邱でバスに乗るのは光州でバスに乗るよりハードルが高いかもしれません。何しろ英語のアナウンスも表示もありません(光州にはありました)。光州でバスに乗っていなければ、どうやって乗って降りるのかも分からなかったかも?!しかも、土曜日で人出が多く、バスには立ってる人がたくさんいて、カカオマップを見ることさえままならなかったのです。せめてハングルが読めないと、厳しいかもしれません。まあ、それでも、私程度(ハングル検定5級)しか読めなくてもなんとかなったので、なんとかなる人はなんとかなるでしょう(笑)
ひとつ手前の停留所で降りてしまいましたが、素敵な景色を見ながらお散歩できたので結果オーライです。
大邱の地下鉄も、T-moneyカードが使えますが、改札でチャージはできません。今回はGALAXY S9+に入れた「KOREA TOUR CARD (Tmoney)」を、実際に使ってみました。
アプリには事前にクレジットカードからチャージしておき、改札を通る直前に、アプリを起動して支払いモードにし(そういうモードにしておくと便利ですが一瞬時間がかかります)、改札でしっかりタッチ(東京でSuicaをタッチするときよりはもう少しちゃんとタッチする必要があります)。問題なく使えました。これが使えると、カードへのチャージのためにどこかに寄らなきゃいけないという心配がなくなるので、本当に楽です。
降りた半月堂駅は、超都会でびっくりしました。地下道は、巨大なショッピングモールになっていて、一駅分以上、店がひしめき合っています。どちらかというと昔ながらの商店街の拡大版という感じではあります。どこかの出口の先でヒュンダイデパートにつながっており、お洒落なショッピングも楽しめます。(たまたまそこに出たので、もう一度戻ろうとしてもたどり着けず)。ただ、方向音痴には大変でした(笑)地下道内の案内表示もハングルしかなく、かろうじて、出口の番号で自分の泊まるアパートメントの方角を確認するといった感じです。
半月堂駅の地上は、原宿から表参道並みにお洒落でイマドキな店が立ち並び、休日だということも相まって、路上パフォーマンスなどもやっていて、若者でごった返していました。スタバをはじめとするチェーンのカフェも多く、犬も歩けばカフェにあたるぐらいの勢いです。チェーンじゃない、お洒落なカフェに行く余裕はなかったのでありがたかったです。
YOON NO.7(アパートメント)
いつものように、Booking.comで予約したのですが、ホテルみたいなものかなと思っていたら、民泊でした。素敵なアパートメントの一室でした。
大邱はあまりホテルが多くなく、しかも、便利な場所で探すとますます選択肢がなくなり、ラブホテル兼用のようなところばかりが表示されてくるので、選択肢を増やして検索したのでした。たしかに「アパートメント」とは書いてありましたが、こういうシステムで泊まったことがないので、実際にどういうものかわかっていませんでした。
公式ホームページはこちら。予約は日本語でできます。
YOON 윤슬홈
事前に、LINE(他にもカカオトークとかいろいろ連絡手段はあります)でオーナーさんに連絡したところ、部屋への入り方、室内設備の使い方、ゴミの出し方、近所の美味しいお店などなどが送られてきて、とても親切なことに驚きました。
No.7は、半月堂駅の21番出口を出てすぐ目の前!びっくり!(笑)1階にはセブンイレブンがあり、居住者専用の入口から入ります。
鍵はなくて、全て暗証番号。入る時点から、なんだかドラマに出てくる人になった気分です。そして、一歩お部屋に入った途端、テンションがMAXに!
マジですか?!マジでこんなに素敵なお部屋に泊まれるんですか?!これじゃあ本当にドラマみたいじゃないですか!
お部屋に入った時点でチェックインで、オーナーさんにLINE。すると、15分ほどで行きますとのこと。(事前にだいたいのチェックイン時間をお知らせしておきました。)しばらく待っていると、呼び鈴が鳴り、そこにはオーナーさんが。
洗面所に備え付けのシャンプーやコンディショナーなどの説明、トイレの使い方、キッチン、洗濯機の使い方、冷蔵庫、食器やフライパンの場所、エアコン、テレビ、照明などの説明と、ゴミ出しのことまで、直接伺います。オーナーさんは、韓国語と、少しの英語しか話せなかったので、韓国語があまりにも少ししか話せない私とは、Google翻訳アプリの音声入力で話しました(笑)便利。
説明が終わったら、現金で宿泊代をお支払い。その後、少しの世間話。「大邱にはなぜいらしたんですか?」「パク・ヒョンシクさんのファンなので、ミュージカルを観にきました。」「なるほど!」全部Google翻訳越し(笑)
オーナーさんが帰られたので、まずはゴミ袋をセブンイレブンに買いに行きます。小さな店舗なので、あっという間に棚を一巡できたのですが、ゴミ袋がない。思い切って店員さんに、ゴミ袋はありますか?と英語で聞いたところ、「ああ、これです」と壁の貼り紙を指してくれました。(若い男性の店員さんでした)
見ると、10リットル、20リットルなどとあり、値段が分かれています。なるほど、私の住んでる町と同じように、容量別に袋があるのかと。しかも、これは後で知りましたが、一般ごみと生ゴミでは、また袋が違ったようです。全部一般ごみに入れてしまいました(汗)次の機会があるとすれば、10リットルの一般ごみ用と生ゴミ用の袋を1つずつ買う、というのが良さそうです。
このアパートメントでは、チェックアウトも時間は決まってますが、手続きはないので、アパートメントを出たらオーナーさんに連絡します。また、ゴミを玄関前に置いておきました〜と写真を送ってゴミ出しをお願いします。初めてのことだったので、戸惑うことはありましたが、自分の家のようにくつろげたので、ホテルより断然楽しくリラックスして過ごせました。
あと、これは絶対友達とかカップルとかで泊まったら、楽しさ倍増するやつです。一人なのは気楽ですが、このお部屋ではちょっと寂しかった(笑)
ショッピングとチキン
半月堂駅の地下、21番出口にほど近い側に、チキンのお店が3軒並んでいました。初日も2日目もチキンにしたのですが、同じお店に行ったつもりが、違うお店だったかもしれません。なぜなら、初日のお店のカップには、「名家」と書かれていましたが、2日目のお店のカップにはその文字がなかったからです。本家と元祖みたいな(笑)
とにかく、濃厚なタレにまぶされたチキンとお餅がめっちゃ美味しくて、下から3つ目のサイズ(3000ウォン)を買った初日にちょっと物足りなかったので、2日目はパーティカップ(7000ウォン)を注文して食べ過ぎて、夜眠れなくなってしまったほどです(あほ)。
また、韓国で初めてデパートに行けたので(今まで全くそんな暇がなかった)、母親に、済州のお茶セット(ギフト仕様)を買って帰りました。ヒュンダイデパート(現代百貨店)は、帰ってきてから地図をよく見たら、泊まったアパートメントの道を挟んで向かい側、18番出口にあったようです。これだから方向音痴は・・・。
ヒュンダイデパートのデパ地下は、パン屋さんやお茶屋さんのほか、その場で食べられるごはんやさんがたくさん!韓国料理に寿司にタイ料理にラーメンにと、選び放題です。しかしながら私はチキンを食べたかったので、そこでは食べず(笑)
CAFE SAPOON SAPOONがあったので、桃のスムージーでホッと一息。
早朝、半月堂駅から大邱国際空港まで地下鉄とバスで
大邱から成田への飛行機が、朝の8:50発だったので、6:00にアパートメントを出ました。反対方向の改札に入ってしまい、危うかったのですが、普通に再度改札を通れたので(日本だと、すぐに同じ改札を通ろうとすると駅員さんに言わないといけない)、目的地に向かう改札へ大急ぎで。
아양교역で降りて、2番出口へ。階段しかありませんのでスーツケースに気をつけてください。階段を上るとすぐ目の前がバス停です。
どのバスに乗ればいいんだ?とカカオマップを調べていたら、급행01のバスが直近で来るようです。・・・って、目の前に停まってるこれじゃん!!!と大急ぎで乗り込みます。
急行なので、空港まであっという間。予定より10分も早く空港に着きました。まだチェックインも始まっていませんでした。
チェックインもスムーズに終わったので、Angel in-us Coffeeで朝のアメリカーノを一杯。2時間しか寝ていないので、ぼーっとします。
荷物検査を終えて、またAngel in-us Coffeeで、今度はカプチーノを頼んで、さらにぼーっ。(カフェでの韓国語、シナモンはかけますか?が初めて登場!もう忘れましたが…勉強しないと)
ふと気づくと、搭乗時間より前なのに、「エアプサン、ナリタ」としきりに地上クルーが叫んでいます。なんと、飛行機までシャトルバスで向かうタイプだったようで、予定より早くボーディングが開始されていたのです!ひえ〜〜!(最後のお客さんまで待ってましたが)
早めに気づいて良かった。そういうこともあるので、大邱から帰る方はお気をつけて。