シアタークリエで上演していた「道化の瞳」を見てきました。久しぶりのシアタークリエ。
以下、ネタばれ注意です。
道化の瞳は1回しか見ないのですが、その1回の道化チームが(汗)
技がことごとく失敗してましたし、小堺さんが4人に向かって投げる投げ輪も6~7回やってようやく成功。見るからにいろいろヘロヘロ。2回公演は大変だったんでしょうかね(´・_・`)
主役。いきなり音程外しっぱなしで、びっくりしました。半音低いみたいな。高音も声が枯れていましたし。これは調子悪いんじゃ?と思ったら、何度か見てる友人が、あんなのは初めてで周りの人も驚いてた、ということでしたので、よほどだったのでしょう。ダンスは、さすがに目が覚める凄さでしたが。そこだけ、ガラッと空気が変わりましたもの。しかし、なにせこの日の歌が(>_<) 調子良いときに見たかったなあ。本当に。かなり楽しみにしていたので。一幕は全編子供の役ですし、もう少し等身大の普通にかっこ良い場面を見てみたかったです。そしてむしろ、もっとがっつり踊る場面が見たかったです。(わがまま・・・) お話は・・・正直言って、一幕の最後まで、話に入り込めませんでした。それはたぶん、去年、私の父ががんで亡くなり、それを見てきたので、いろいろ腑に落ちない構成だったからではないかなと思います。舞台では「がんばれ」「がんばる」って皆がすごく言ってましたけれど、あまりに大変な治療を見ていた当時は、「もうがんばらなくていいよ」と言っていたので・・・。 それはともかく、絵本の中の話になってからは、楽しかった!ここが見たかった!これぞCLUB SEVEN的なノリ。芸の失敗は別として、ギャグあり歌ありダンスあり。ああ、ここが本来の話だったんだなと納得のいく演出にストーリー。これがC7の中で人気があったのもうなずけます。 目当ての小西遼生くんは、いつも通りな感じで(笑)女の子に一目惚れした世間知らずのお坊ちゃん・・・それってマリウスじゃん?!的な役どころ。むしろホッとしました(笑)まったくブレない真面目な役作り。英国紳士な燕尾服やらスーツやらコートやら、もう絵のようにかっこ良い(笑)歌も、キーが高めのマリウス調。原田くんもいるし、マジレミゼか(笑)一幕の医者は、まあ、そういう若先生いるよな、という感じでした。しかし、治療方針の話し合いでは歌わなくていいでしょう・・・。 佐々木くんは、CLUB SEVENでも彼のダンスを見るのが結構好きだったので、今回ダンスが盛りだくさんだったのが嬉しかったです。彼は、写真で見るとちょっと目が大きすぎてびっくりですが、その分舞台映えしますね!とてもかわいいです。そのキュートな外見に似合わず声が渋いというか低いのですが、良い声です。 保坂知寿さんは、あの歌い方と声を聞くと、どうしても眠れぬ雪獅子の占い師を思い出してしまって( ̄ー ̄)歌も踊りもさすがの迫力と安定感でした。息子の話の部分がちょっと中途半端だったような。 原田優一くんは、私が2009年に2回見たレ・ミゼラブルで、2回ともアンジョルラスでした。たしか、別の人の日だったのに、風邪か何かで交代したため、2回とも同じアンジョを見ることになったのでした。(もちろんその時のマリウスは遼生くん・・・。)やっぱり、ずば抜けて歌がうまいです!ちょっとオペラっぽい歌い方。C7なら、原くんがやってたっぽい役回りかなあと。 玉野さんは、一番美味しい役なのでは・・・(笑)かっこ良くて切ない。手話は別として、マイムが素敵でした。 最後のシーンは映画みたいな終わり方で、好きです。なんだかんだ言いつつ、夏のCLUB SEVENが楽しみになりました。 観劇後は、友人と近所のダイニングへ。写真は豚丼押し寿司風。この他にも、北海道の食材を使った美味しい料理の数々に大満足の一夜でした。