2019年5月10日(金)〜12日(日)の日程で、急遽、ソウルおよび釜山に行ってきました。

映画『배심원들(陪審員たち)』の舞台挨拶スケジュールを見ながら色々と調べていたら、会社を休まなくても行けそうなことが分かり、急に。

映画の公開自体は5月15日ですが、釜山と大邱は公開に先駆けて舞台挨拶付き上映があり(舞台挨拶はない先行上映もやってました)11日が釜山、12日が大邱でした。엘리자벳では釜山に行きませんでしたが、なぜか映画を観に行くことになるという。

エアソウル

成田から釜山への直行便もありますが、直行便では、フライトスケジュール的に会社を休まずに行くというのは無理なので、金曜の夜にエアソウルで、成田から仁川に飛び、仁川に1泊というか数時間滞在して、朝に、国内線で金浦から釜山の金海空港に飛ぶというルートです。帰りはその逆です。

21:15成田発というエアソウルなら、会社が終わってからでも間に合いますし、ピーチエアほど変な時間にならないし、しかもゴールデンウィーク直後で連休でもないので、週末でも比較的安い(夏にはスケジュールが変わるようです)。金浦・金海間は、便がたくさん出ているエアプサンで。

ぶっちゃけ、エアソウルの機材のほうが、機体は小さいとはいえ、アシアナ航空よりも良かったです。前回乗ったアシアナ航空なんて、座席がボロいなあと思いましたし。いつも私の目の前のモニターは壊れてるし(笑)エアソウルは人が多すぎないから、搭乗もスムーズです。

今回は、仁川に夜中に着くので、空港近くのホテルをとっておき、夜中にインフォメーションで電話してもらって、ホテルから迎えに来てもらうというやり方をしました。釜山の話がメインなので、そこはすっ飛ばし、釜山に。

金海空港(釜山)からMEGABOX 釜山劇場へ

釜山に着いてまずは、釜山での舞台挨拶スケジュールの3番目にあった메가박스 부산극장(MEGABOX 釜山劇場)へ向かいます。

金海空港のゲート1を出て道を渡り、左に歩いて行くとライトレールの空港駅があります。ライトレールは地下鉄ではなく、上にあります。そこから2回乗り換えて目的地へ。

자갈지(チャガルチ)駅が最寄り駅ですが、釜山タワーもある남포(南浦)駅で降りてみました。ロッテシネマのあるところに行って、展望台に昇りたかったのですが、なんだかビルの構造が分からず、行き着けないまま時間が迫ってきたので移動することに。地下道はショッピングモールになっているので、それに沿って一駅歩きます。

메가박스 부산극장は、BIFF広場とよばれる広場というか通り沿いにありました。最初は分からなくて通り過ぎてしまいました(笑)普通のオフィスビルのようなビルの中にありました。

お腹が空いていたので発券してから、映画館の1階下にあった焼肉屋さんで、キムチチゲの一人ランチをいただきました。テーブルの横に引き出しがあって、そこにお箸やスプーンが入ってるということを初めて知りました。そういうお店に行ってなかったので(笑)でもこの翌日行ったお店もそのスタイルだったので、迷うことなく済みました。

MEGABOX 釜山劇場舞台挨拶

写真などを見てみると、初回の舞台挨拶は客席数も多いところでやったようです。対して、메가박스 부산극장は、その中でも150席ほどのスクリーンで、スクリーンとしては小さくないですが、お客さんの数はそう多くなかったです。私はスクリーン向かって右ブロック(2席×10列ぐらい)の後ろの方でしたが、私より前には一人しかいなかったのです。席は売れていたのに人がいないという。しかもその一人は、席を移動したのか途中でいなくなっていたので、最後にはその列には私のところより後ろしか人がいないということに。律儀に自分の席にいなくても良かったのかも。

日本では、映画の舞台挨拶では、映画の終わり頃に前方の席にぞろぞろ人が入ってくることがほとんどなので、そうなるのだと思っていたのですが誰も入ってきませんでした。それはともかく。

映画のエンディングを待たずに、セッティングが始まり、俳優さんたちと監督が入ってきて、ご挨拶が始まりました!

今見た映画の中の人たちが現れる不思議(笑)日本でもよく舞台挨拶は行きますが、韓国ではもちろん初めてですし、言葉もまだ全然よく分かっていないので、なんとなくスクリーンの向こうとこっちみたいな、現実感のない感じのままでした。生の舞台を見た後の退勤挨拶とは雰囲気が違いすぎて。考えてみたら、トートメイクではないヒョンシクさんを生で見るのも初めてです(汗)メイクって、やっぱりこう、仮面のようなものというか。

全員が一人一人、簡単なご挨拶をしていましたが、そんな現実感のなさと、自分のカメラの操作に四苦八苦していたため、あまり覚えておらず。あ、なんか物凄いヒョンシクさんファン(?)の男性が、名前を呼びながらウォオオオ!!と盛り上がりすぎていて、あまりのことに、思わず笑っちゃっていたヒョンシクさんとお客さん(爆)

すると、チョ・ハンチョルさんが、何か言って(おい)イベントが始まりました。皆がこぞって手を挙げていますが、私は何か分からず(笑)見ていたら、俳優が、皆さんとツーショット撮りますということでした!

チョ・ハンチョルさんとムン・ソリさんが客席に来て、手を挙げていた人とその人のスマホでツーショットを撮っていて、お二人がすぐそばに!チョ・ハンチョルさんは、ドラマによく出ていて好きなので、参加すれば良かったですが時すでに遅し。「わあ、本物だあ」と思って見ていたらチョ・ハンチョルさんと目が合いました(笑)

その間、スクリーン前のセンターで、指ハートしたりしてにこにこ可愛く待っているヒョンシクさん。癒し。

その後、サイン入り배심원들本のプレゼント抽選会もあり、怒涛のイベント。あの本すごく欲しい(泣)普通に販売して欲しいです(/ _ ; )

それにしても本当に、この回は全く声が出なかったのです!ヒョンシクさんの名前とか、ヒューとホーとかも出なくて。엘리자벳の舞台では、めっちゃ声出しに慣れていたのにもかかわらず。舞台挨拶も終わりになって、やっと現実感が出てきまして、身体から離れたところにいた魂が身体にスッと戻ってきました。幽体離脱体質なんです。

はっと我に返り、「では〜」と皆さんが帰る間際になって、「何もしていないじゃん、自分!」と(別に何もしなくていいんですけど)「イベントに参加して」なかったと思いまして。あわてて、全力で両手でヒョンシクさんに手を振っていましたところ、客席と通路を区切る壁に入る直前に気づいてくれまして、手を振り返してくれました(歓喜!)

日本での映画舞台挨拶と、ノリが全然違ったので、びっくりしました。日本だと、観客が参加するといってもせいぜい、質問のある人が手を挙げて、当たった人が質問して、俳優や監督がそれに答える的なものですが、「ツーショット撮るよー」とか言って、俳優さんが客席まで上ってきたり、プレゼントに当たった人と写真撮ったり。でも、次に行ったスクリーンでは、ツーショットはなかったので、このスクリーンだけのイベントだったのか、規模によって変えていたのか。

怒涛のように終わった舞台挨拶の余韻に浸る間もなく、次の会場に移動します。

映画『배심원들』

映画『배심원들』、とても面白くてとても良い映画でした。

流行りのアクションや、キュンとするラブラインなどは全くなく、淡々と物語が進んでいきます。

ストーリーは、2008年に、韓国で初めて行われた国民参与裁判がモチーフとなって作られているフィクションです。母親を殺した罪で息子が捕まった事件で、韓国内初の陪審員として急に選ばれてしまった8人が、犯人に対してどのような結論を出すのか。

陪審員たちのみならず、判事や裁判官、検察官、弁護士、犯人とその家族なども含めて全員が、立場が違えど「普通の人たち」です。そんな中でも、ハラハラしたり笑ったり、映画として盛り上がるのですから不思議です。

ヒョンシクさん演じるクォン・ナムが、本当にかわいい。かわいくてぽんやりした感じなのに、粘り強く諦めないというギャップ。監督が粘ったのも納得の純朴な青年。主演ですが、飛び抜けて主演というのではなく、それでも主演だなあという絶妙なさじ加減が素晴らしいです。

ぜひとも、大ヒットして欲しい。そして特典映像付きでBlu-ray化して欲しいです。もちろん日本で字幕付きで上映してくれることを切に願いますが、日本で宣伝するには、題材的に地味かなと思うのです。

CGV 센텀시티(センタムシティ)舞台挨拶

次はCGVセンタムシティでの舞台挨拶なので、チャガルチ駅から移動です。いったん、この日の宿センタムプレミアホテルにチェックインし、余分な荷物を置いていきます。

ホテルのロビーには、モニターがあり、エンドレスで映画の予告編を流していたので、テンションが上がりました。(移動でちょっと疲れてきていたので。)ほとんど時間がなかったので、 センタムシティ駅を挟んでホテルとは反対側にある新世界デパートの中のCGVセンタムシティへ向かいます。

ここは、250席超あるスクリーンなので、スクリーンと客席との間のスペースも広く、スクリーンが大きく座席もゆったり。すなわち、舞台 挨拶に表れる役者さんたちと自分の座席との間が遠い。ここでも前方席が空いていたので、 後ろの方の人たちは前に移動していました。私もすれば良かったかな。

ここでもサイン入りポスターなどのプレゼント大会がありましたが、何も当らず。 日本でもこういう時に自分の席番号が呼ばれたことが一度もないです。ここでは、一眼で撮るのを諦め、遠くても‪GALAXY S9+‬で撮りました(笑)

ヒョンシクさんも含めて、皆さんがお互いの立ち位置とか、順番とかを思いやってやり取りしているのがよく分かって、その様子を見ているだけでホッコリしました。ヒョンシクさんが思いついた席番が2回も空振りになって、ちょっと残念がっていたのが可愛かった(^-^) 結局私の後ろの席のおじさまが当たっていました。ニアミス(泣)

そして、あっという間に楽しい時間は終わり。うきゃうきゃ楽しげに去っていくヒョンシクさんは悶絶ものですね。

センタムプレミアホテル

ホテルのことはざっくり。ホテルは大きいです!お部屋はコンパクトですが綺麗です。そしてお得な感じ。

1階にあるカフェで、一人ごはんを楽しみました。ピザかと思ったらペストリーだった!そして一人では食べきれないので、半分は部屋に持ち帰らせてもらいました。お腹いっぱいすぎて、翌朝も食べられませんでしたが(笑)

CGV汝矣島

翌日。朝一でホテルをチェクアウトして、金海空港へ。ソウルに戻って、仁川から帰国です。

とは言え、ソウルに着いてからだいぶ時間があるではありませんか。
「そうだ!汝矣島と龍山に行こう!」

CGV汝矣島にはヒョンシク館が、CGV龍山には映画の大きな宣伝スタンディがあるはずです!それを、金浦空港から2時間で見て回り仁川に戻るツアーを開始。

CGV汝矣島は、駅から地下道を10分ほど行った先のIFCモールというショッピングモールの地下にあります。映画館というか映画館のある一画というか、モールの続きのように中まで入っていけて、スクリーンの扉の前でチケットの確認が行われます(今回は入ってないですが)。ここの一番奥が『배심원들』のヒョンシクさんだらけになっていて、すごい!!!!

日曜日のお昼前で、人がまだほとんどいなかったので、いい感じの角度で写真を撮れました。スクリーン前だけでなく、チラシラックや、スナック販売カウンターの横にあるストローなどを置いてある台のところ、天井近くの表示など、至るとこにあります。

この映画館を通る通路が奥までぐるっと続いていて、レストランの立ち並ぶ別の場所に出ることができます。また、そちら側のラックも배심원들仕様になっていてかわいい。

ひとしきり写真を撮って堪能したので、龍山駅に向かいます。

CGV 龍山

龍山駅自体が大きな駅です。地下鉄1号線から改札を出て、隣接するI`PARK mallへ。これがまた広い!!!!

映画館のチケット売り場は6階にあり、そこに宣伝用スタンディがあります。そこに行きつくまでにも広くて中で迷いました。屋上庭園みたいなところを一人でウロウロしてしまったり。

奥へ奥へと進んで、ようやく到着。スタンディは、一番入口側にあり、子供たちがそこにいたのですぐに分かりました。さすがに、一人で座って撮ってもらう勇気はなく(笑)ここのストローなど置いてある台のところにも、배심원들がいました!

写真も撮って満足したのですが、気づいたら、朝、金海空港内のカフェでソフトクリームを食べただけで、固形物を何も食べていません。モール内で何か食べようと見ていたところ、ビビン冷麺が美味しそうでしたので、そのお店に。メニューが限られている店だったので、店員さんにメニューを伝えたところすぐに分かってもらえたので一安心。

でも、おかずがなかった(笑)空港着いてから、チメクならぬチソで、一人がっつりメシをいただきました。ただし、思ったほどここのチキンは美味しくなかったです(汗)