「白鳥の湖」に引き続き、YEBISU GARDEN CINEMAで上映中の「マシュー・ボーンの眠れる森の美女」を観てきました。

[terashare title=”眠れる森の美女” url=”http://matthewbournecinema.com/nemurerumorinobijo.html”]

まず、目に飛び込んでくるモダンゴシック調の舞台美術と衣装が、闇に潜む者たちの生きる妖しい世界を見事に具現化しており、期待が高まります。

オーロラ姫の赤ん坊の頃が、人形で表現されているのですが、この人形がすごい!!!黒子が操っているのですが、表情豊かで、動きがコミカルで、本当に生きているみたい!

オーロラに呪いをかけるカラボスと、呪いを発動するカラボスの息子カルドックを、一人二役でやってるのですが、もうインパクトがありすぎ。カーテンコールの笑顔が意外で笑っちゃうほど、本編では恐い。あと、もみあげが気になりすぎ(笑)

オーロラは、ものすごくおてんばなのですが、この方(ハナ・ヴァッサロ)の踊りが素晴らしいです!よく、男性ダンサーを見てるときに、「重力ないんじゃないか」と感じることはあるのですが、オーロラは女性ながら、ジャンプの滞空時間や、男性ダンサーに抱えられたときの自由自在な身体表情などが、「重力ないんじゃないの?!」と感じるほどでした。

リラの妖精がリラ伯爵なのですが、この伯爵という地位にピンとくるかもしれませんね。とにかく、この設定に驚くこと必至です。

話が面白い上、2時間ないので、バレエに馴染みのない人でも気軽に見られる感じです。