4/1〜4/8まで銀河劇場で上演されている、東山義久主演のDANCE ACT「ニジンスキー」の初日を見てきました。
まだ始まったばかりなので、大きなネタばれは控えますが、印象とかを書き留めておきますのでネタばれ注意です。
開演前にトラベルカフェで食べた季節のフレンチトースト。
初日は、どの舞台でもそうだけれど、出演者も観客もすごい緊張感に包まれますね。あまりの緊張感に、肩に力入ってガチガチになってたのですが、周りの席の人たちもそうだったらしく、休憩中にストレッチしてました(笑)
今日の席は、中ほどの下手側。要所要所でオペラグラスを使いましたが、まあ、全体がよく見える位置でした。
舞台は、ニジンスキーの生涯を描いてはいるけれど、
不確かなものなのに、確かなものだと錯覚している「愛」を求めて止まない人たちの愛憎劇、のような。
とにかく、義くんの初めて見る踊り方、初めて聞くような声の出し方に衝撃を受けました。本当に、最後の最後の方まで、今までの役にはなかった話し方と声で。最後の、ちょっと、笑いそうになったシーン(あれはやりすぎじゃ…)では、ようやく「いつもの」感じが出てましたが、それも束の間。
岡幸二郎さんのディアギレフとニジンスキーの絡みが、いろいろ象徴させるものを使っている分、直接的な表現より手つきとかが相当にエロティックでした。
和田泰右くんの役柄が、観るまで分からなかったのですが、ニジンスキーの兄であり、いろんな狂気の象徴でした。ほとんど話さないながら、後半はかなり出番が多く、相当に難しい役。存在自体が難しいというか。一人、風貌が異質というか(笑)
長澤風海くんは、変幻自在なダンサー。ニジンスキーの若い頃だったり、闇の象徴だったり、光の象徴だったり。
ニジンスキーが踊った曲を知らないので、どの程度、取り入れられていたのかは、パンフレットを見て知りました。時間があったら、セットリストと役名、解説くらいには目を通しておくと良さそうでした。私自身は、帰宅後に読みましたが^^;
セットの上に上っての演技や踊りもあるので、2階席、3階席のときには、また違った見方ができそうです。また、照明の美しさも、きっと上からの方が分かるのではないかと、今から楽しみです。
2度のカーテンコールでは、義くんの笑顔も見られ、最後は幕が下りる直前に両手でバイバイしたりしてました。珍しい(笑)でも、それがなかったら、ちょっと重すぎる気分で帰路に着くところでしたよ…。
話の重さに対して、尺が長すぎる気がしました。そこで、終わらせても良いんじゃない?っていうところから、またセリフと歌が始まる。一幕も二幕も。その前のシーンで終わらせていた方が、かなり印象的な終わり方なのに、っていう。歌の良し悪しではなく、歌自体、なくてもいいような…
見ている方まで、体力も精神力も消耗した気がしますが、何度か見るうちに、印象が変わるかもしれませんね。
物販では、パンフレット、数量限定のサイン入りポスター、3枚の写真3種をゲット。DVDの予約もありましたが、それは次回。リピーターチケットを購入している人が結構たくさんいらっしゃいました。私はリピーターチケット買う以前に、ほぼ毎日通うので必要なし(笑)