虫垂炎(盲腸)で手術&入院してました(2)

あれよあれよという間に、虫垂炎(盲腸)の手術が決まり、まずは、動脈からの血液採取です。太ももの付け根から採取します、と言われただけでも痛そうなので

私「・・・痛そうですね」
先生「・・・はい、ちょっと」

めっちゃ痛かった!!!!
盲腸の痛みを忘れる痛みですよ。これは。
でも、もっと痛い注射があったんです。この後に。

そして、妹と一緒に手術の説明を受けます。
先ほど受けた説明とあまり変わりはなく、手術によって起こり得るさまざまな合併症に関する説明を聞くことと、同意書へのサインが主な用事でした。
先生は、CTの画像を見せながら、盲腸がくっきりはっきり写っている場所を指し示し、「通常はこんなにはっきり写らないのが盲腸なんですよ。こんなにはっきり写ってるから、これは手術しないと薬で散らすというのは無理でしょう」と。

私「胆嚢の方はなんともありませんか?」
先生「まったくなんともなってないですね」
私「盲腸と胆嚢、一緒に取っちゃうことできないんですか?」
先生「ガバーっと切ることになるよ」
私「え!・・・じゃあ、いいです」

短期間に、連続して手術を受けることが確定した瞬間です・・・。

その後、胸部レントゲンを撮影した後、ベッドに戻り、なんだかの点滴を受けます。点滴は、急性腸炎の時に受けて以来です。針がずっとささっているものと思っていたので、点滴を受けている腕をそろ~っと動かしていたところ、

看護師さん「(微笑)腕は普通に動かして大丈夫ですよ?」
私「え!でも、針が怖いから・・・」
看護師さん「プラスチック製の管が刺さっているだけで、針っぽいものは・・・?」
私「え!針っぽいものはないんですか?」
看護師さん「はい」

いちいち、ハムスターみたいな反応を示してしまう自分がおかしすぎます。

点滴をされている間に、麻酔科医が登場。ちょっとドラマ「医龍」の麻酔科医のようなノリです(笑)あそこまで変人ではないですけど。麻酔は、硬膜外麻酔で、下半身のみの麻酔ということで、上半身は起きているのだそうです。ただ、その麻酔の前の麻酔注射が痛いときいたことがあるので、それだけでも恐怖です。

そして、これから1時間弱、手術の準備待ちです。その間に、1回ツイートしました。

22:00頃、いよいよ手術です。

救急室から、車いすで上の階にある手術室に移動です。そのころには、母もかけつけてきてくれていました。なんだか迷路のようにぐるぐる移動したので、どこにたどり着いたのかよく覚えていません。手術室の手前までくると、担当の看護師さんが2人、代わる代わる挨拶してくれました。そして、そのまま車いすを押してもらって手術室に入ります。

手術はまったくの初めてなので、いろいろと不思議です。テレビドラマで見るよりもだだっ広い感じだな~と周りを見回していると、手術台とライトが目に入ります。手術台の横まで車いすを押され、自分で階段から手術台に上ります(このときにはすでに手術着に着替えています)。すぐに血圧計を腕に付けられます。そして、背中を丸めて、膝を抱えるような体勢になり、麻酔のための麻酔を打たれる準備です。

もうこれが猛烈に痛い!!!!
動脈採血の3倍くらい痛い!!!!
ぎゃー!!!!!!

反射的に体が避けてしまったので、体勢を戻してから、本番の麻酔をされました。しばらくすると、足がしびれてきて、完全に感覚がなくなります。胸から上は起きているので、正確には、ひっぱられたり、さわられているというのは分かりますが、痛みとか冷たさは感じなくなるという感じです。麻酔科医が冷たいもの(脱脂綿的なもの?)を胸部と頬など、別々の場所にあてて、麻酔が効いているかを確認していました。

胸のところには、柵のようなものがたてかけられて、タオルがかけられました。自分が手術されているところはあんまり見たくないですもんね。すると、看護師さんが「好きな音楽をかけますよ?」

私「え!音楽なんてかけるんですか?」
看護師さん「なにがいいですか?」
私「・・・(そんな急に聞かれても、DIAMOND☆DOGSなんてないっすよね?)」

執刀医「鳥羽一郎、とか?」
私「え!」
執刀医「○○とか、××とか(演歌歌手ばかり)」
私「や!よけい気分悪くなるんでやめてください(笑)(すみません、演歌嫌いなんです)」

麻酔科医「ちょっと、ほんとに血圧あがっちゃったじゃないですか(笑)」
私「!!」
一同爆笑
私「えっと、クラシックをお願いします。バッハとかあったらうれしいです」

すると
看護師さん「ちゃんとバッハありましたよ!」
私「わ!ありがとうございます!」

その後、麻酔が完全に効いてくるまで、自分専用のセットリストを用意している外科医の話なんかを聞いたりして、ひたすらおしゃべりしていました(笑)なんなんでしょう、この和気藹々としたドラマのような手術室は・・・。

いよいよ、切開です。もちろん、切開されている感触はありません。そして、看護師さんや執刀医(外科3名)と終始おしゃべりしていました。腸を超取り出されてるのに、「研修医ななこ」とか「動物のお医者さん」のエピソードを出しながら、笑いながらおしゃべりしてる自分、なんなんでしょうか。「『研修医ななこ』で、下剤のいらない患者さんに下剤飲ませるという失敗を立て続けにした研修医が、下剤のまされるって話があったんですよ~」「(一同爆笑)それ今度やろう!」とか(笑)

そして約30分後。

執刀医「もうすぐ終わるよ~。やっぱり盲腸だったよ」
私「そうですか」
執刀医「盲腸みる?」

と言いながら、にこにこして見せにくる執刀医。
ふくよかなタラコみたいな盲腸を見せながら、

執刀医「これ、立派でしょう」
私「普通はそんなに大きくないんですか?」
執刀医「うん、普通はもっと細くて小さい」
私「そうですか」
執刀医「外で待ってるお母さんに見せてくるね!」

うぉい!そんなに楽しそうに(^_^;)

そして、手術は30分ほどであっけなく終了。先生たちは全員出ていってしまい、看護師さんが後かたづけや記録などをしている間、ストレッチャーに移された私は、肩が寒くて寒くて、歯がカチカチカチカチ。

20分は経っていたでしょうか。1回、母や妹が待っている廊下を通って、ICUっぽいところに移されてから、入院する外科病棟に移動しました。夜も11時を回っているので、1晩だけ個室で過ごすことに。

少しすると、母と妹と面会することができました。その日は、もうしてもらうことはないので、少し話してから、二人とも帰宅しました。11時半頃でした。こうして、怒濤の1日がようやく終わったのです。

Kumi