「エリザベート」を観てきました。久しぶりの帝国劇場。前回のエリザベート以来です。キャストは、以下のとおり。



席はB席。2階I列上手側の端でした。オペラグラスは、CLUB SEVENのときに買ってから、大活躍で大満足のSaqras。今回も、B席とはいえ、気分はS席でした。この金額の選択肢があるの、本当に嬉しいですね。

前回は、とくに見たい人が出てるわけではないけれど、有名なミュージカルだから、一度くらいは見ておくかと行ったので、まあ、あんまり思い入れもなく、石丸トートに落ちることもなく(スミマセン)終わったのですが、今回は城田優くんのトートと、トートダンサーのつっくんこと田極翼くん、お初の山崎育三郎くんが目当てです。

たまたま、今回が蘭乃/城田、8月に花總/井上で、主役級を全員見ることになりました。でもやっぱり、花總/城田でも見たかったなあ。今からではチケット手に入らないですしね。

城田くんは、本当に黒い衣装も白い衣装も透けてるのも、どれもこれも似合いすぎ。色気がありながらも冷徹で冷酷、でも恋の熱き青い炎を感じさせる佇まいで。座ってるだけでカッコいい(笑)歌はもう、なんか文句のつけようがない感じです。1箇所、一瞬心配になったところがありましたが、あとはまったく心配なく、大丈夫でした。

ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」では、わざわざ、ロミオではなくティボルト演ってる日を選んで観に行ったのですが、やっぱり端正な顔つきの人が怖い顔する役を演ってるのを観るのが好きです(笑)トートがエリザベートに、「まだお前は私のことを愛していない!!!」みたいに激しく言うところ、ゾクゾクしました。

子ルドルフが松井くんという子だったのですが、歌が超上手い!一幕チラッと歌っただけで、「わ!きれいな声!上手い!」と。二幕で「やっぱり上手いわ〜」でも、ミュージカルというより、ちょっとオペラみたいかもと思ったところ、パンフレットを見たら、オペラもやってると書いてありました。高音のビブラートがオペラぽかったのです。

そんなルドルフが大人になって、古川雄大くんのルドルフは、前回に引き続き2回目。8月もゆんルドなので、ルドルフはゆんしか観てないことになります(笑)たまたまですが。

ルドルフの自殺のシーン、どんな風に城田トートがキスしにいくのかと、オペラグラスでガン観してたら、なんと今回の演出では、ルドルフからトートにキスをしにいくんですね!なんか、年下女子に不意打ちでキスされたトート様、みたいな雰囲気で、一気に少女マンガ的シーンが目に飛び込んで来たので、ビックリして、心臓が一瞬止まりました。たぶん0.1秒くらい(笑)上手の超上から観てたので、ほんとに、もうね。

つっくんがルドルフを抱えて、体を柩に捨てにいくところでも、動悸が治まらず。

それはともかく。

育三郎さん、初めてですが、こういう歌い方なんだ〜と。途中音楽が大きくて聞き取れないところもちょっとありましたが。ちょこっとアドリブがあったところなんかは、かわいかったです(笑)8月も、ルキーニは育三郎さんで観ます。

ゾフィーが香寿たつきさんで。DIAMOND☆DOGSのTango公演以来かな。名前を確認してなかったら、香寿さんだとは分からなかったかも!

いろんなシーンで、気に入った振り付けがあったのですが、後でパンフレットを確認したら、桜木涼介くんが振り付けたシーンばかりを気に入っていたようです。見慣れてたのかもしれません。

あと、革命家たちが、ちょっと目立たなすぎじゃないかと思いました。申し訳ないけれどキャストが地味?

万里生くんは、とても優しさがにじみ出てるフランツでした。最後の方など、かわいそう。エリザベートひどい!と思いましたよ。

とにかく、城田トートが人外の美貌で美しすぎて肖像画を家に飾りたいくらいだったというところで、主役のお歌がスリリングでハラハラし通しだったことは忘れましょう。