怒涛の11月16日を終えて、翌17日(日)。16日のソワレで初日を観た『レベッカ』の感想は後にして、『ランボー』とキャストが被る『ファンレター』を先に。ヘジン先生もセフンもキャスト被りスギィ!

この日は朝から雨でした。前日に行けなかった弘大入口駅そばのカフェGOLDEN CREMAでカップホルダーをもらい、雨の勢いが激しくなる窓の外をぼーっと眺めながら、甘いクロックムッシュを食べたのが午前10時過ぎ。

マチネでミン・ギョンアさん回の『レベッカ』を見て、夜は『ファンレター』を観ようと当初計画していましたが、マチネが終わってからソワレまでの時間が1時間しかなく(ユン・ソホくんの出るソワレが18時開演だった)、いろいろ考えた結果、マチネも『ファンレター』を観ることにしたのでした。結果的にこの選択は大正解でした。『ファンレター』という作品の大ファンになったからです!

初めて行く劇場ですし、物販で欲しいものが買えるのか、どのくらい並ぶのかなど、想像がつかなかったので、早めに行くことにして、カフェを後にしました。映像広告に立ち寄って、‪GALAXY S9+‬でモアレなく撮影できるか試したかったものの、動画を撮るとフリーズするというバグに見舞われて断念。斗山アートセンターに向かうことにします。

トッポキ入りラーメン

朝のクロックムッシュだけでは全くお腹がいっぱいにならなかったので、劇場の場所を確認して発券した後、近所の食堂でお昼ごはんを食べることにしました。外に写真が貼ってあったトッポキ入りラーメン(辛そう)が気になったので注文したところ、フライパン型の器にどーん!と来てびっくり!大きな餃子が入ってるほか、ゆで卵も丸ごと1個入っていて、ちゃちゃっと食べるには量が多すぎました(汗)胆嚢摘出してからお腹も壊しやすいので、おかず部分とトッポキをメインに食べて、ラーメンは半分ほど残してしまいました。ごめんなさい。でも、味はとても好みで、美味しかったです!

斗山アートセンターヨンガンホール(두산아트센터 연강홀)

鍾路5街駅(종로5가역)1番出口を出て、すぐ右の路地に入ったところにあります。徒歩1分。最初、2番出口に出て裏から行ってしまい、全然違う会社の駐車場を突っきることになってしまいました。

斗山アートセンター、素敵な場所です!入口を入ると、通路の床がピアノになっていて、踏むと音が鳴るのです。通路を奥に進む途中の廊下を右に行くと、シンプルで素敵なカフェがあります。カフェ方面には行かず、そのまま真っ直ぐ突き当たりまで進み、地下へ下りるとボックスオフィスがあり、ここでチケットを発券してもらいます。特にパスポートなどの確認はありませんでした。

この日は特別イベントの最終日で、チケットと一緒に、素敵な透明しおりをもらいました。また、ロビーでピアノコンサートをするとTwitterで見たのですが、さらに地下のロビー(客席1階)に、階段状のちょっとした舞台があり、グランドピアノが置かれていて、そこで演奏できるようになっていたのでした。

ロビーがとにかく広い!!客席数に比べて、ロビーが広々として優雅でお洒落ですし、地下の奥にあるトイレも、個室が広く、個数も多い。そして白い照明が煌々としていて、明るいです!トイレに住みたいくらい綺麗(笑)手洗い場も、トイレの個室の前に個室2個につき1箇所ぐらいの多さであり、人が洗うのを待つようなことがありません。手を拭くペーパーも、洗面台のすぐ横にそれぞれ設置されていますし。トイレの個室とは反対側に、多目的スペースがあり、ソファまで。そちらにも洗面台が複数ありました。

ロビーに座るところもたくさんありますし、ここなら、早めに行って、カフェでコーヒーを買って、ぼーっとロビーで待っていても全然大丈夫です。待ち合わせとかもしやすそう。する相手がいないけども!

開場から着席まで

ヨンガンホールの座席数は620。演目によっては舞台や役者が一部見えにくいため、販売されない席があることもあるようです。

今回マチネは、直前に発売された追加席で、3列目の下手端から3席目でした。10列目あたりで取れていたのですが、3列目ということで、手数料を払って持っていたチケットをキャンセルして買い直したものです。推しどころか、知ってる役者さんは皆無でしたが(前日にランボーを見るまでヘジン先生役も知らなかったですし)、再再演で、大人気の演目だと聞いていたので、ソホくん出演回を見る前に、間近で見てストーリーを知っておきたかったのです。(ソワレは11列目と後ろから2列目で、オペラグラスを使うと全体が見えなくなると思ったのもあります。)

舞台は六角形を半分にしたような、角ばった形で張り出し気味になっていて、横幅が広いです。客席の段差はありますが、舞台が横に広いので、後ろの席で見た時には、頭をずらさないと上手の一部が見えないことがありました。

椅子は重厚さはないものの、坐りやすくてお尻も痛くなりませんでした。ただ、前の列の人が体を動かした時、ものすごい軋み音がしたので、座席によって外れ席もあるのかもしれません。

キャスト

김해진:김재범(キム・ジェボム)
정세훈:백형훈(ペク・ヒョンフン)
히카루:김히어라(キム・ヒオラ)
이윤:정민
이태준:양승리
김수남:이승현
김환태:권동호
(敬称略)

前日に『ランボー』で初めましてだったばかりのキム・ジェボムさんを、翌日、全然違う作品の主役として観ることになるとは(笑)大学路ミュージカルのキャスティングと公演日程、凄まじい…。ユン・ソホくんはソワレだけですが、ジェボムさんは、マチソワとも出演ですし!アンビリーバボー!

全体的な感想

私の韓国語力が全然追いついていないために詳細が分からないのに、ヘジン先生のセフンへのお手紙の歌でセフン並みに号泣(泣)お隣の方とどっちが泣いてるか、ぐらい涙流しながら泣きました。まだソワレがあるというのに、目が腫れぼったく・・・。

これはハマる人が続出なのもうなずける、素晴らしい作品です。思い出すだけで泣ける(泣)

キム・ジェボムさん、やはりベルレーヌよりヘジン先生の方がしっくりきます。結核で死にそうなところとか、ほんとに死にそう(笑)そして、『ランボー』で見せていたユーモアを、ここでも見せていました。ヒカルと「結婚するかも」と言って浮かれて2階の書棚に向かうときには思わず、スキップというかツーステップ!?していて、客席が爆笑していました。ソワレではやっていませんでしたが(笑)

ペク・ヒョンフンさんは、歌が激ウマですね!若干野暮ったい、この時代の高校生って感じがよく出ていて違和感なかったですが、無言でいる時に、時々おじさんっぽさを感じてしまいました(汗)ヘジン先生に初めて会ったときの様子が、ソワレのソホくんとは全然違いました。物陰とかないのに隠れようとしたり、レターパッドをむやみにめくって顔を隠そうとしたり。ヘジン先生に原稿用紙を頼まれた時も、慌てて紙をバサバサとめくって、下の方から取って渡したりしていて、とても初々しかったです。

ヒカルのキム・ヒオラさんは、モダンな女性の姿になった時の毒気の強さが凄かったです。どんどん凶器が暴走していく様が本当に鬼気迫っていて、だからこそ、セフンに殺された(というか動きを封じられた)瞬間の目が、本当に怖かったです。

とにかく、ヘジン先生のお手紙の歌に、全てを持っていかれた初見のマチネでした。3列目で観られて本当に良かった。あらすじなど舞台の詳細は、ソワレ編で書きます。

11月19日からは、日本語と中国語の字幕付きで上演されるそうなので、この冬、韓国に行かれる方はぜひ一度観に行ってみてください。