3年ぶり、韓国ミュージカル『フランケンシュタイン』日本版、待望の再演を日生劇場にて観てきました。
3年前の記事「ミュージカル『フランケンシュタイン』(中川・小西 2017/1/10マチネ)観劇」
キャスト
2020年1月12日 13:00開演
ビクター・フランケンシュタイン/ジャック:柿澤勇人
アンリ・デュプレ/怪物:小西遼生
ジュリア/カトリーヌ:音月桂
ルンゲ/イゴール:鈴木壮麻
ステファン/フェルナンド:相島一之
エレン/エヴァ:露崎春女
(敬称略)
このキャストボードですよ。写真入り。日本では珍しいですよね。気分アガリます!「今日これを観にきた」という記録ができるし、どういう人たちが演じていたのかをSNSやブログで伝えやすい。また、今回は出演者の書き初めが展示されていたりして、これまた、記念になるし楽しい!この「記念になる」写真スポット、SNS全盛のこの時代には必須だと思うのです。それにより、口コミも広がるわけですし。特にInstagramはテキストだけを投稿しにくいですから。
秋に韓国版のOSTが出たばかりなので、予習して行きましたが、やはり、一度聴いただけでは覚えにくい難しい曲が多い実感。覚えてくると、何度も聞きたくなる面白い曲が多いです。日本版のOSTも欲しい。
3年前に見て、ビジュアル的にフランケンシュタインはかっきーがいいかもと思ったので、今年はこのペアで。
開場から着席
S席ですが、上手ブロックの後ろから2列目でした。すぐ後ろは音響ブースになっている所です。ほんとに、日本でチケット買いたくなくなります。座席は適当にプレイガイドや主催が決めてて、自分では頑張りようがない。
日生劇場のお手洗いは、個数が多くて、手ふきが紙でした。久しぶりなので忘れてました。紙いいですよね。清潔ですし。
感想
まず、私が3年前にブログでも一番「良かった」と書いていたアクションシーンがまるっとなくなっていました(号泣)かなりショックです…。たしか村人たちに見つかって、襲われて、戦った後に、北極に逃れたような。今回はわりとすぐ北極に行っちゃってるから、「早っ!」と(笑)20分ぐらい公演時間が短くなったそうなので(この後さらに5分短くなった)しかたありません。
あと、カトリーヌの襲われ方が若干控えめな描写に変わっていました。たしかに舞台で多くの人たちに見せるには悲しすぎる場面でしたから、賢明な判断だと思います。今回の表現ぐらいには酷い目に合わないと、その直後の行動と歌につながりませんから、ギリギリのところまで抑えた感じです。
かっきーのビクターは初めてですが、見た目は普通なのにマザコンをこじらせた天才だから、ひとたびタガが外れると、突っ走ってとんでもないことになって、自分がやったことの責任が取れないという、絶対一緒に仕事したくないタイプなのがよく分かって良かったです(←)。あっきーの場合、なんか見た目からヤバそうな雰囲気を醸し出してるではないですか。最初から近付きません、普通。ビジュアル的にもかっきーと遼生さんの組み合わせの方がバランス良くて好きです。
遼生さんのアンリがとても美しい!髪型が似合っている上、あのスタイルの良さがあるからこそ似合う服の数々。後半の怪物では、半分ぐらい服着てませんが・・・着てると言えるほど着てないというか。ところで、怪物として覚醒するときに、体をギシギシバッタンと動かしていくのですが、関節はどうなっているのでしょうかね。特に足の甲とか「そっち向かないですよね?普通?」という方向に向いたりしてるのですが。
ストーリーとしては、突っ込みどころありすぎなのですが、曲の良さと、話の盛り上がりでごり押し、気づいたら終わってるし、ハマってるみたいな感じです(笑)ビクターとアンリが、幼なじみだとかなら分かるのですが、大人になってから出会って、代わりに死ぬほど惚れ込むとかあるのかなとか、いつの間にあなたたちそんなに仲良くなったのとか。ただ、お互いキスする勢いで「顔近っ!」ってなってるところなど見ると、納得してしまうのです(笑)
歌も十分上手いし、声も二人とも好きなのですが、韓国版は声楽科出身などの歌のバケモノがそろってるので、どうしてもそこは弱いかなと思ってしまいます。またこれは電圧の問題なのか分かりませんが、全体的に声が小さい。もう少し「聞き取ろう」と頑張らなくても聞こえるぐらいの音量になりませんかね。
プログラムと舞台写真
今回初めて日生劇場のカフェを利用しました。コーヒーだけですが、うーん。味はいまいちでした。
物販ではプログラムと舞台写真を購入。
2020年秋、DVD発売決定!
秋にDVDが発売されることが発表されました!
期待大!
https://www.tohostage.com/frankenstein/dvd.html