「日本の」『レ・ミゼラブル』です(笑)最近は日本なのか韓国なのか、いろんな人から確認されるので。詳細なレポとかではなく観劇記録のために書いています。

2019年版『レ・ミゼラブル』2019年4月28日ソワレを観てきました。

キャスト

いつも海宝マリウスと生田コゼット固定です。2017年には、帝劇で観て「理想のマリウスとコゼットだ!」と思ったものの、すでに東京のチケットは手に入らなかったので、博多座に遠征までして観に行ったほどです。

そのときの記録がブログに全くなくて、Twitterに残した断片的な感想を辿るのみなのが残念なことになっているので。記録って大事ですね。

座席

座席は、帝劇では最近定番のB席です。帝国劇場の2階最後列センター寄り。韓国ではあんなに前方席にこだわって取っていたのに、この違い。

全体の感想

海宝マリウスは、2017年版では、コゼットに恋して浮かれまくってるのが可愛いという印象しかなかったのですが、2019年版は、表現が豊かになり、コゼットに恋しても革命に向かうまでの心の変化にとても説得力がありました。(だいたい、昔から舞台でも映画でもマリウスにイラッとくるので)

エポニーヌが死んでしまってからの「みんないなくなってしまったから、もう自分の命なんてどうでもいい」感がすごい。だからこそ、バルジャンの「彼を帰して」がとても泣けました。

そして、結婚式でテナルディエ夫妻がやってきたときの「出て行け!」から、真実を知り、テナルディエを殴り飛ばすところあたりがめちゃめちゃカッコいいです!精悍な男らしさが頼もしい。

吉原さんのバルジャンは安定のバルジャンですね。個人的にはヤン・ジュンモさんのバルジャンがとても好きでしたが、今回は出演されていないので残念です。

川口さんのジャベールは、法律を守ることに頑固一徹な感じがとてもよく出ていて、バルジャンを何度も逃してしまった果てに、自分の中の規律が崩れ自殺してしまうことに納得でした。川口さんの歌を、劇団ぼるぼっちょの公演で、真正面1mぐらいの距離で聴いたことがありますが、今回は帝劇の最後列からという、両極端な経験です(笑)

朴璐美さんと斎藤さんのテナルディエ夫妻は、コゼットへの仕打ちがとても恐ろしかったですが、夫婦としてのバランスは良かったと思います。歌は、のどが長丁場で大丈夫かなという感じのところもありましたが、斎藤さんのコミカルな所で思わず吹き出したりもしました。クセがありすぎる夫妻より好きです。

2019年版は、チケット取りが韓国エリザベートと重なったためお財布的に厳しく、1回のみの観劇です。