やっと!滑り込みで!かの有名な「スウィーニートッド」を観てきました!この直前に、「第4回 韓国ミュージカルアワード」でも作品賞を取った作品です。しかも、チョ・スンウさんの回が取れたので、楽しみすぎました。

シャルロッテシアター(샤롯데씨어터)

「ジキルとハイド」以来のシャルロッテシアターです。今回は、地上の出口に出て、上から劇場に向かうようにしました。その方が、劇場の外観も楽しめて良かったです。

今回は、早めに着くようにして、ロビーが混雑する前に、チケットの発券、写真撮影、プログラム購入まで済ませることができました。

そのまま、2階へ上がり(客席1階)、キャストボードを撮影した後、Angel in us Coffeeで、ゆっくりアメリカーノを飲むこともできました。チェーンのカフェの中では、やはりここのアメリカーノが一番口に合います。

キャスト

2020年01月25日 14:00開演

スウィーニー・トッド: チョ・スンウ
ラヴェット夫人: キム・ジヒョン
ターピン判事: キム・ドヒョン
アンソニー: イム・ジュニョク
トバイアス: シン・ジュヒョプ
ジョアンナ: チェ・シヨン
(敬称略)

おそらく、全員、初めて見るキャストだったかと思います。韓国ミュージカル通いしていたら、一度はチョ・スンウさんを見ておかないと、とは思っていましたが、素晴らしかったです。ユン・ソホくんがアンソニーを演ったこともあるんですよね。その頃見てみたかった。

開場から着席

VIP席の次に高いR席です。7列目の下手側、一番端っこの席で、客席の段差はほとんどないですが、舞台が高いことと、セットの2階以上で演技していることも多かったので、見えない所はありませんでした。また、チョ・スンウさんを始め、目の前に役者が立つことが多く、間近で見ることができました。

大千穐楽間近ということもあり、旧正月中とはいえ、満席だったのではないでしょうか。最初からこの席を買えたわけではなく、何度か戻り席を確認していてゲットできた席です。

感想

これまた、予備知識はほとんどなく、初見です。映画版も見たことがありません。復讐のために人を殺しまくる床屋の話ということは知っていましたが、夫人がなんでいるのか、アンソニーとかトバイアスの役割など、ほとんど知らず(汗)

ものすごく大掛かりなセットと壮大な音楽に、人殺しとエロ判事がメインの話という、わけのわからなさ(笑)それでも、人間関係も分かりましたし、誰がなんなのか、何をしようとしているのか、韓国語がかなりあやふやでも、とても分かりやすかったです!

翌日に、創作ミュージカル「ミスト」のプレビュー公演に行ったのですが、分からなさMAXで(笑)こういう、大劇場系のミュージカルは、同じメロディで繰り返し同じことを歌いながら、大袈裟なマイムで何度もその状況を示してくれるのだと、その違いを実感しました。

例えば、判事がエロで、義理の娘のジョアンナをねっちり狙っているということ。スウィーニー・トッドが、どういう合図と仕掛けを思いついたのか。トッドと夫人が、いろいろな職業の人を殺してミートパイにする話をしているなど。すごいですね。こんなおどろおどろしい話が伝わるという(笑)

チョ・スンウさんは、やはり凄い方だったのですね。歌ってる時と、お芝居してる時の、境が分からないというか、いつの間にか爆音で歌っているんですよ。劇場の外まで震わせそうな、全身に浴びせてくる声で、あれでも、全力の7割ぐらいでいけてるのではないかと思わせる余裕さ。それでいて、ミートパイの相談をしているところでは、お茶目さも垣間見せていて、この陰惨な話が、実はコメディだったのかもと思いました。それにしても、ひっどい話ですよね(笑)

キム・ジヒョンさんは、とても愛敬のある方で、トッドとミートパイの相談をしているところなど、スンウさんと息ぴったりのやり取りが、めちゃめちゃ楽しかったです(笑)ここって、おそらくアドリブなのだと思いますが、有名なボクサーをパイにして、「なぜ殺した?!」とトッドに言われ、客席が大爆笑になりました。それでいて、トバイアスを心配しているところなど、本来は良い人なのかも!という姿を垣間見せます。だからこそ、最後が本当にかわいそうで。どこかイラつくところがある人なら、ねぇ。

まあ、トバイアスも相当ひどい奴ですが、この後、どうやって生きていくのでしょう…。トバイアスもアンソニーも、私の好みとは違っていたので、ここにはハマらなかったようです。うっかりすると推しが増え続ける毎日なので、それはそれで。

カーテンコール

結末がアレなので、カーテンコールもあっさりめに感じました。死んだ人々が出てくるわけですから(笑)

プログラム

プログラムとブロードウェイ版OST以外は売り切れてしまっていましたので、プログラムのみ購入。公演期間の最初の頃に行けば、オリジナルグッズもあるのでしょうが、舞台写真の入ったプログラムがないんですよね。公演期間の中ごろだと、舞台写真入りプログラムも買えて、グッズも買えるのかもしれませんが、数週間おきにいろんなものを売り始める舞台もあるので、複数回行ければ行くのが最善なのでしょう。日本からでは、難しい。