エンタメ

ミュージカル『アンクル・トム』20191018

博品館劇場にて、2019年10月18日初日を迎えたミュージカル『アンクル・トム』を観てきました。久しぶりの博品館劇場。

せっかくなので、買ったばかりのiPhone 11 Proのカメラ性能を試すべく、日比谷から銀座の街を撮影して歩きました。

「iOS 13でアプリが落ちまくるのに我慢できずiPhone 7からiPhone 11 Proへ変更」

iOS 13でアプリが落ちまくるのに我慢できずiPhone 7からiPhone 11 Proへ変更タイトルで全部言い尽くしてますが(笑) 3年ぶりにiPhoneを買い替えました。正確にはiPhone 7はまだ手元にあるので、買い替え...

キャスト

トム:新納慎也
ケビン:上口耕平
マギー:池田有希子
レイモンド:内藤大希
(敬称略)

久しぶりすぎる生の新納さん。「新生ROCK MUSICAL BLEACH Reprise」以来かも!?上口も久しぶりです。「CLUB SEVEN 8th」ぶり!?

池田有希子さんは、「SMOKE」で初めて拝見してとても素敵だったので、今回も期待大でした。そして内藤大希さんは初めてだったようです。それにしても、この4人の名前が並んでいるのを見ただけで「濃そう」と思ってしまいます(笑)

※以下、ネタばれ注意です。

あらすじ

貧乏で借金取りに追われる毎日を送っている作家志望のケビンは、ある日、隣の部屋に住むおじさん、トムと知り合いになる。トムも作家を目指していたことから、二人は仲良くなるが、トムが小説を完成させ、有名な大手出版社の賞に応募すると言った途端、苦しんで倒れてしまう。

ケビンはトムを病院に連れて行ったが、病院に長居はせずに帰ってくる。そこで、親友で花屋のレイモンドに会う。レイモンドは、ケビンには才能があって、きっと面白い作品を書く作家になれると信じている。そのレイモンドから、ケビンは、トムが癌で死にそうであることを知らされる。そして、大家さんがトムの部屋の鍵を探しているとも。鍵は、トムが倒れた時に一緒にいたケビンが持っていたのだ。

ケビンは、大家さんがトムの部屋を片付ける前に、金目のものと作品を盗んでしまう。自分の書いたものとして応募した作品は大賞を取り、出版社と個人契約を結ぶことになる。その出版社の担当編集者は、マギーである。

あっという間に4年の歳月がすぎるも、未だ次の作品を書けずにいるケビン。マギーからも「あと3日」という最後通告を受けてしまう。しかし実はケビンには、「大事なところが書けない」というトラウマがあるのだ。マギーに、さらなる猶予を請うも、厳しく突っぱねられるケビン。いよいよ切羽詰まって、もう駄目かと絶望の淵にいた時、トムおじさんが、病院から一時退院してくる。

トムの作品を盗んだことを詫びるも、トムは、むしろそれを喜んでいた。そして、完成間近の次回作をケビンに読ませる。そこには、ケビンが主人公のミステリーが書かれていた。ケビンの家庭環境まで詳細に書かれたその小説では、ケビンが親友のレイモンドを殺すことになっていた。なぜなら、レイモンドは、何年も世間を騒がし恐怖に陥れている連続殺人犯だからだ!

その小説は、ケビンが殺人を犯すことで完成する、とトムはケビンをそそのかし、説得する。最初は猛烈に拒んでいたケビンだが、追い詰められた状況に、ついに、それを実行に移してしまうのだった。しかし、それだけでは終わらなかった。ケビンには、トムにも知られていない秘密があったのだ。それをトムに打ち明け始めたケビン。そして・・・!!

全体の感想

まずこのあらすじも、「それでいいのか?」という話があります。これが正しい時系列とも限らず、どこまでが舞台の中の現実で、どこからどこまでが虚構なのか。あるいは、現実と虚構が入り乱れていたのか?最初から最後まで虚構なのか。

複雑に見える入れ子構造に、見終わった後の観客は煙に巻かれたようになります。特に初日だったので、暗転した後、「ん?え?これで終わり?拍手していいの?」といった騒ついた雰囲気がありました(笑)曲も沢山あるのですが、ミュージカルを観たというよりは演劇を観た感じが強く。新納さんも「演劇」と言ってましたし。

演じている役者側の共通の結論はあるそうです。私の個人的な感想としては、ケビンがトムの部屋に入って金品と作品を盗み、トムの部屋にあった怪しいお酒を飲んだ瞬間からが虚構なのではないかなと思いました。その後の授賞式は妙に芝居かがっていましたし、トムが一時退院で戻ってきたとき、扉じゃない方から急に現れましたし(幽霊なのかと思いましたが、違うようだったので)。

曲も「作家」という設定も、作品に絡む殺人や主人公のトラウマも、いろいろな韓国ミュージカルや韓国ドラマを彷彿とさせます(笑)いきなり主人公が脱ぎだして編集者に迫ったり、トラウマの発作を発症したりするのが唐突すぎて「え!」と思いましたけど(だから、そこは創作の中だったのかなと)。

でも、曲は好きな曲調でしたし、何より濃い役者さんたちが良かったです。

上口くんの、自然なほど自然すぎる台詞回しが、特に印象的でした。雪獅子からのCLUB SEVENで、なんとなくダンスの人だと思っていたのですが、いつの間にか演技の人にもなっていたのですね。歌は若干不安定なところがありましたが、後半のトラウマが出たあたりからの険しい表情ときたら凄かったですし、何より、あの敬語で話し続ける台詞の言い方が、本当に大好きでした。

新納さんは、これ、もう最初から怪しさ満載でしょう(笑)年取った人の手指の使い方みたいなものが、すごくそれっぽくて、おお!となってました。でも、50歳ってそこまでの老人ではないような(笑)ちょいちょい笑いを挟んでくるのが可笑しくて可笑しくて。

内藤大希さんは、歌もダンスも目を惹きますね!(ちょっとだけ踊るシーンがありました。)単なる花屋じゃないよね?と思ったら案の定。

池田有希子さんは、全身からパワー溢れる俳優さんです。もう凄いです。一人で三人分くらいのオーラがありました。マギーも怖かったですが、大家さんも、何かやらかすんじゃないかと思って見てしまいましたよ(笑)

見終わった後に、いろいろ話し合いたくなるミュージカルですが、あいにく一人で観に行ったので、うずうず…。何度も観に行きたいですが、お財布に限界が(汗)

2019年10月27日が千秋楽です。

ABOUT ME
Kumi
テクニカルライター/技術翻訳者 主に、iPhone、iPad、Mac関連の記事を各種Webメディアで執筆。またCNET Japanでは10年以上ブックレビューを連載中。「シゴタノ!」では、ガジェットのほか文房具に関する記事も多数執筆。 韓国ミュージカルにハマると同時にブログも再開。 ハムスターと猫を愛するフィーリング重視のライターです。