紛れもなく、DIAMOND☆DOGS版のALTAR BOYZでした。そして、思った以上にALTAR BOYZでした。

ランチには時間がなかったけれど、開場前に軽くお茶してから新宿BLAZEへ。写真はCafe de Crieの黒糖あずきロールケーキ。

アルターボーイズ/ALTARBOYZ オフィシャルホームページ

以下、ネタばれ注意です。

予想はしていたけれど、衣装は、持ってる人は自分の、利くんのアブラハムは良知くんのと同じでした。ただ、良知くんのアブちゃんは、全員の告白までは上着を着てますが、利くんは最初から着てなかったです。皓ちゃんのマークはGREENマークのと同じだったかな?やっぱり、全員が登場したときは、正直複雑な気持ちでした。でも、これはこれで楽しかった!

役的にどうなるのか一番不安だったボーカル2人は、神様の御使いの天使に。玉野さんの声だったナレーションをすべて担当していました。これはうまい演出だったのではないかと。おちゃめな天使っぷりが、とっても微笑ましかったです。ソウルセンサーが奥まった所にあるな〜と思ってたら、その前のスペースで天使の2人がお仕事してました。その様子を見たら、米国ドラマの”Drop Dead Diva(ラブリーガル)”で、主人公が最初に死んで天国にいく前に通らなければならなかった、天使たちの仕事場を思い出しました。発想が似てる(笑)そんな天使たち、小芝居が可愛かったです。チョコパイ食べたり、ハンコ押したり、黒電話でアンテナつかもうとしたり(笑)

この二人がものすごく効果的に使われてたと思ったのは、Number 918を歌った後。マシューが、4という数字の一人は自分のことじゃないかとハタと気づく場面。天使の怖さが表れたみたいな表情で、天使がマシューの手から聖書と十字架を取り上げるシーン。ここ、ほんとに怖かった。”Supernatural”の天使見てると、天使って全然可愛くなくて怖いから、その感じ。

天使は、主にマシューのソロやマークのソロ、アブちゃんのソロなどで、一緒に歌ったり、コーラスに加わったりしてました。天使の歌声が自分の心の声かのような振る舞いをする演技が加わってました。

そして、マシュー。
まったくREDのマシューではありませんでした。このDIAMOND☆DOGS版のマシュー。厳しいバレーチームのコーチみたいな(笑)フアンちゃんに「泣くなーーー!」とか(笑)「マシュー!ぼくこわい!」って抱きついてくるマークのみぞおちを振り向きざまドグゥッと肘鉄しちゃうとか、ね。すんごいSマシュー(汗)

だからこそ、このDIAMOND☆DOGS版ALTAR BOYZを楽しめた気がします。REDとは違うマシューだからこそ。

皓ちゃんのマークは、可愛かった(笑)特に創世記のくだりが。マシューの「髪型変えた?」で近寄るマシューを抱っこしてぐるぐる周りながら、アハハハハハハって二人で思い出ぶってるところとか(笑)Epiphanyでもがんばってました。天使が加わってたから上手いとかはおいておいて。拍手すごいもらってましたし。トークでは、やっぱりマシューが出ちゃって、Number 918ではマシューのパートちょっと歌っちゃったとか行ってましたが、そりゃあこの前までそっち演ってたんですもんねぇ。

フアンとルークは、そのまんま?だったような。超マイペースのルークはもう(笑)REDのルークよりウザい(笑)ルークの担当は「賑やかし」になってました。

フアンは、前述のとおりのど体育会系(トークショーでの本人談)マシューに、しごかれてるフアン。胸ぐら掴まれたり、首ねっこ持って持ち上げられる猫みたいにされたり(笑)その度、キョトンとハムスターみたいな目をする泰ちゃんが可愛かったです。

そして、利くんのアブちゃん。彼が一番緊張してたのではないかと。3チームが本公演をやって、REDの衣装ですからね。色んな想いの視線を一気に浴びることになったわけです。私はREDのアブちゃんがすごく好きだったので、どうかと思ったのですが、まったく違うアブちゃんで、良かったと思います。あえていうなら、オフブロードウェイの原作に近いアブラハムだったのかなあと。良知アブちゃんを見てると、I Believeの前の長ゼリフが、アッサリしすぎな気もしました。でも、これは利くんのアブちゃんなんだなあ、と一番感じた場面でもありました。歌に入ってからのマシューや他のメンバーとの感じは、REDっぽかった。でも、それとも全然違う感じ。

終わってみて、楽しかった!と思いました。ただ、でも、ALTAR BOYZのストーリー自体は、あんまり印象に残ってないような。ふざけすぎた(!)REDより全然普通に演ってたんですけど(笑)思い当たるのは、今までとは違う所で笑っちゃって、肝心の歌やセリフを聞いてない時があったからかも、ということ。それは、「ALTAR BOYZ」ではないよなあ、とも。そうは言っても、見られて良かったので、複雑な気持ちです。